【完結】SnowMan &SixTONES×紅二点 (ページ33)

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side ISHIGURO ページ33

渡『なあ。少し話聞いてくれない？』

「ん？どうした？」

MVの撮影中、
翔太とたまたま2人になったタイミングで
小声で話しかけられる。

私も彼に合わせて小声で聞き返した。

『雪白ちゃんなんだけどさ。』

「うん。」

雪白ちゃんという言葉に2人の間には
きっと何かがあったことを示していて。

『俺さ、雪白ちゃんに告白されたんだよね。』

「おー。そうなのね。」

ようやくか！
私はその後に続く言葉を楽しみに聞いていた。

『で、俺としては妹みたいな感覚だったから、保留にさせてもらってたのね。また飯2人で行こうって約束はして。まあ、忙しくて行けてなかったんだけど。』

「うんうん。」

『そしたら昨日会ったら関西の正門くんと付き合ってて。』

「ええっ！？」

話が全く違う方向にいってる。

正門くんとは関西Jr.として活動してて
仲が良いっていうのは聞いたことあるけど。

『あれ？俺に告白してくれたよね？って感じでめちゃくちゃ戸惑ってる。』

「いや、私も今びっくりしてる。ちなみに翔太はそれ聞いてどう思ったの？」

『いやー、まずは驚きだよね。うん、とにかく驚いた。』

そうか、、、。
てことは翔太の答えは決まってるのかな。

「仮に、正門くんと付き合ってなくて、もう一度好きって言われたら付き合う、、、？」

この質問における翔太の答えが全てだと思う。

『どうなんだろ。今は付き合うとも付き合わないとも断言できない。けど、うーん。気持ち的にはそこまでないのかもしれない。元々1人が好きだし。』

なるほどね。

翔太の気持ちが分かっても、
雪白ちゃんがなぜそうなったかを含めて聞かないとな。

「一応聞いてみるね、雪白ちゃんに。」

『おー、ありがと。』

そうは言ってみたものの、
私が直接聞いてもいいのだろうか。