【完結】SnowMan &SixTONES×紅二点 (ページ25)

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⭐︎ ページ25

こちらが悲しくなる。

渡『いや、2人並んでるの違和感ある。』

石『だよね。私も違和感ある。』

田『俺もある。』

渡『てか恋愛話してこなかったけど、ここがくっつくとは全く思わなかったよね。え？仲良かったけ？』

そうだよね。私も石黒ちゃんに聞くまで、
樹のことを好きだとは思わなかった。

石『緊張してというか、好きだからこそ話せなかった。』

田『俺も。なんなら嫌われてると思ってたよね。』

「目も合わないって嘆いていたし。」

いつも石黒ちゃんがいなくなった後に
樹が落ち込んでいたのを思い出して、笑いそうになる。

田『あ、お前思い出し笑いしたろ？』

「した。」

渡『あ、雪白ちゃんは知っていたんだ。樹の気持ち。』

「う、うん。よく相談受けていたから。」

不意に私の名前を呼ばれて一気に緊張感が生まれる。

なんとなく樹は私が緊張したことを分かったのだろう。
ニヤニヤが隠せてませんよ。

渡『俺にも教えろよー。』

田『いや、だって仲良いじゃん。しょっぴーに言ったら本人にばれそうだなって思っていたの。』

石『うん、なんかそれ分かる。翔太って隠し事できないし。』

渡『うわっ。言い方よ。』

翔太くんが少し怒った表情をするのが面白い。
私はその様子を見て笑ってしまった。

渡『雪白ちゃんまで笑うなって。てか雪白ちゃんはどうなの？好きな人とかいるわけ？』

あっ、、、。まさか自分のことをこの場で
聞かれると思わず、固まってしまう。

「い、いるよ。好きな人。」

渡『へー。付き合ってんの？』

「まさかまさか。私の片想い。」

渡『まじか。雪白ちゃんなら絶対大丈夫だよ。可愛いし。』

ええっ！？翔太くんが可愛いって言った。
絶対私の顔赤い。少し薄暗い照明で良かった。

樹『まっ。頑張れよ。』

「なんか高みの見物感があってムカつく。」

樹『だって高みの見物だし。』

樹がニヤニヤしながら言ってくる。石黒ちゃんは
ニコニコしている。ふぅ。もう私の話題は嫌だな。

それから楽しくいろんな話をすることができた。
こんなに翔太くんと話すのは初めてだった。

良かった。話すことができて。

田『じゃあ、そろそろ帰るべ。しょっぴー送ってあげてよ、Aのこと。』

渡『おっけ。夜遅いしな。』

石『2人とも気をつけてね。』

「うん、ありがと。」

私と翔太くんがタクシーに先に乗り込む。

石黒ちゃんの自宅は徒歩圏内らしくて、
2人は歩いて帰るみたい。