【完結】SnowMan &SixTONES×紅二点 (ページ20)

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side YUKISHIRO ページ20

田『お前ら、めっちゃ聞いて欲しい話がある。』

石黒ちゃんが局で襲われた事件から数日後、
SixTONESみんなでの仕事のため、事務所に来ていた。

そこには異様にハイテンションな樹がいて。
朝早いと大体ローテンションなのに。珍しいな。

「で？話って？」

ジ『そういえば石黒ちゃん大丈夫そ？』

田『それは大丈夫。、、、ってその話もなんだけどさ、俺の話を聞いてくれよ。』

このままだと全然違う話になってしまいそう。

高『で？なんの話？』

田『よくぞ聞いてくれました。なんと。俺、石黒ちゃんと付き合うことになりましたー！』

その言葉にSixTONESのメンバーの手が止まる。
みんな目を見開いて樹を見ていた。

京『っていう妄想？』

高『とうとう樹が壊れた。』

松『脳神経外科に行こう。』

田『おい、まてって。マジだから。マージー！』

樹の様子に徐々にみんなの表情が変わる。

ジ『ほんと？』

森『そんな、、、。』

唖然とするメンバーを横目に私は樹に声かけた。

「おめでとう、樹。良かったね。」

田『A、ありがと。』

京『お、おめでとー！』

きょもに続いてみんながおめでとうと声をかける。

あれ？でも。

「石黒ちゃんって翔太くんのこと好きなんだと思ってた。」

その言葉に樹が反応する。

田『どうやら違ったらしいよ。』

高『え？まじか。じゃあさ、、、。』

ジ『ちょうど本人いるから聞いてみよ。』

「え？」

ジェシーが指差す先には石黒ちゃんの姿がある。

森『おーい！石黒ちゃん！』

石『あっ。SixTONESのみんな。これからYouTube？』

松『うん。なんだけどさ。』

北斗が石黒ちゃんの肩を抱こうと近寄ると
すぐさま樹が動いて、自分のそばに引き寄せる。

石『え？樹くん？』

田『だーめ。男に近寄んないで。』

高『嫉妬かよ。みっともねーぞ。』

田『うるせーよ。とにかくだめなものはだめ。』

なんのこっちゃと言わんばかりの表情をする石黒ちゃん。

「樹がね、付き合ったって言ってて。」

石『え？樹くんもう言ったの？』

そう言って顔を赤く染める石黒ちゃんの様子に
このことが本当だったのだと実感する。

田『だって。やっぱSixTONESは友達だからさ、言わないとなって。』

ジ『でも、石黒ちゃんってしょっぴーのこと好きだったんじゃない？ってなったから真相を確かめようとしたらちょうどいたってわけよ。』

その言葉に石黒ちゃんの大きな目がさらに見開かれる。