【完結】SnowMan &SixTONES×紅二点 (ページ11)

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⭐︎ ページ11

ジ『じゃあさー、ギャグ伝授しちゃう。』

森本『なになにー？』

ジ『最初はジャーン！』

京『それいつものジェシーのやつじゃん。』

石『ふふふっ。』

末っ子組がおふざけして、石黒ちゃんが笑う。
SixTONESと石黒ちゃんの絡んでる様子は
いつもこんな感じだ。

石『そしたら私もう行くね？これ、来る前に買ったやつ。みんなで食べて？』

北斗に渡した紙袋は
かなり有名なところのフィナンシェだ。

高『これめっちゃうまいやつだ。ありがとー。』

森『ありがとう。』

「美味しそう。ありがとね。」

みんなでお礼を言ったら、石黒ちゃんは微笑んで、
楽屋を後にした。みんな紙袋に群がっている。

1人の男を除いて。

田『はぁぁー。今日も話せなかった。』

「ほんと樹っておチキンだよね。」

田『いや、だってさ。マジ不意打ちすぎて。ほんと綺麗なんだよなー。』

樹は閉まったドアを眺めながら
小さくため息をついている。

石黒ちゃんが部屋に入ってきた途端、
私の膝から飛び上がり、隣に立ったまま固まっていた樹。

石黒ちゃんは樹の好みそのまんまの人だ。
まあ、唯一違うとしたらギャル要素はないけども。

だけど、普段からしっかりめのメイクをして、
全身綺麗でスレンダーな石黒ちゃんのことを
好きなんだよね、この人は。

だけど、本気すぎてチキンを発揮しているというね。

「話しかけないと、伝わらないよ？」

田『分かってる。分かってるけどさぁ。俺、多分嫌われてる。全然目合わないし、話せてないし。』

確かに、SixTONESの他のメンバーとは
割とフランクに話してる石黒ちゃんも、
樹とはあまり話さない。翔太くんとは仲良しなのに。

あ、なんか翔太くんの名前を出したら、
自分も何もできてないことに気づいてしまった。

私達は2人して小さくため息をついて、
みんなが集まっているところに向かった。