増えた苦手 ページ33
ー渡辺翔太ー
「よっしゃ、そろそろテント立てるわなー」庭からはそんな声が聞こえてくる。
今日は久々の庭キャンプ。いつか、キャンプ場で楽しんでもらいたい。でもまだ全てのことを慣れていない。だからこそ、こうして時間を見つけて庭キャンプをすることにしている。
佐久間「キャンプ久々で嬉しいねぇー。佐久間さんも楽しみでやんすっ。もうすぐ照と涼太帰ってくるよー」
テラスでカフェオレを飲みながら話しかける佐久間。Aちゃんは、コーヒーを飲みながらバーベキューの準備をする阿部や、テントの準備をする向井を交互に眺める
そして俺は「あっちぃーまじで…」なんて言いながら部屋の中で庭の様子を見る。
5分ほどして俺は外に出る。いまだにコーヒーを幸せそうに飲むAちゃん、そして隣に座りカフェオレを飲む佐久間。俺はAちゃんの隣に座り宮舘、岩本の帰りを待った。
何度目かのコーヒーを飲もうとコップを手にした瞬間
「ポーン、ポーン、ポーン、ポーン、ポーン」
と、車をバックする時の音が庭に響く
その瞬間…
【カチャン】と、音を立てコーヒーのカップを落とし両耳を押さえ始めたAちゃん。
渡辺「おおっ、どうした？大丈夫？」
佐久間「どうしたどうした。えっと、どうしよ」
こんな事は初めてでどうすればいいか焦る俺と佐久間
そんな俺たちの声を聞きつけたのか庭にはいつの間にか全員集合していた。
目黒「怪我はしてなさそうだから、コーヒー片付けるね？」
と、素早くコーヒーを片付けてくれる目黒
Aは未だに両耳を押さえながら涙目で震えている。
耳を押さえていない状態でご飯を食べた時と同じような感じだった。
宮舘「ただいまぁ…ってどうしたの？」
岩本「Aちゃん？大丈夫？」
と、帰ってきた2人も驚いた様子を見せる。
渡辺「いや、分かんないけど突然…」
佐久間「めっちゃ体に力入ってる…」
困り果てる俺達に変わるといい、今度は宮舘と岩本が両端に来る。
一連の流れを見ていた阿部が「もしかしたら駐車する時の音かも」と、言い始めた。
渡辺「え、でも今まで普通だったのに？」
阿部「何かをきっかけに急に怖くなることってあるから…もしかしたらそうかも…今日だけじゃ分かんないからとりあえず様子見てみて、苦手になってたら考えなきゃね」
と、言った。
阿部「怖い音ないから、深呼吸して力抜いて楽しみます」
そう声をかけ阿部は優しく背中を撫でた。
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Da cchi(プロフ) - 琉衣さん» こんばんわ。読んでくださいまして、教えてくださいまして、ありがとうございます。訂正いたしました。 (2月17日 21時) (
レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ！読ませて頂きました！今日 更新されたので誤字が有りました！テレビの画面が我慢になってました！ (2月17日 21時) (レス) @page17 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
めめLOVEるるー - Da cchiさん» YES. (2月10日 19時) (レス) @page8 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
Da cchi(プロフ) - めめLOVEるるーさん» ほんまですか？ありがとうございます。笑ってもらえて光栄です。今後ともお楽しみくだされば幸いです (2月8日 21時) (レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
めめLOVEるるー - 舘様の「エレガントッ」が面白すぎるww笑っちゃったw (2月8日 16時) (レス) @page4 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Da cchi | 作成日時：2024年2月5日 16時
