響く音 ページ26
テントに全員入りそれぞれ眠りにつく。
俺も…寝よう…
そう思うけど…隣にいるAちゃんからは「ん〜んんっ〜ん〜」
なんて、鼻歌。
そして、眠くないのか寝心地が悪いのか布団を退けるゴソゴソといった音が響く…
その声に少なからず反応はある。
渡辺「Aちゃん…寝る時間です…しぃーだよ？お口さんしぃーだからね？ふぅ…」
頭を押さえながら、深呼吸をする渡辺。
阿部「ゴホッゴホッゴホッ…」
布団で口元を押さえ静かに咳をする阿部…
とにかく、色んな音が響く。
その様子に落ち着かなくなったのかAちゃんはテントをでてリビングに。
人形を並べ始める。
岩本「…寝れないよな。明るいし」
俺も着いていき頭を押さえながら声をかける。
佐久間「およよっ？起きちゃってた？」
テントから出てきた佐久間に声をかけられる。
岩本「明るいからな…って、佐久間寝てないと」
佐久間「んー、頭痛くて寝れなくてさ」
なんていえばソファーにゴロッとなる。
近くに畳んで置いていたブランケットをかけてあげ佐久間の様子を見つつ人形を並べ終えるのを待つ。
その間も佐久間は顔を顰め…
俺は優先順位が分からずただただ、待つのみ。
そして、並べ終えたと思えば今度は部屋中を歩き回る
きっと、俺達の体調不良にも気がついているのだろう
いつもより、静かにしてくれている。
ただ、その分不安や、どうしたら良いか分からないと言う焦りで落ち着かないのだろう…。
佐久間「およっ？落ち着かないよねぇ。うーん、佐久間さん頭痛いから…ビデオでも見てる？」
そう言って横になったままビデオを流してあげる佐久間。
インフルエンザで辛いはずなのに、冷静で…
流したビデオが好みだったのかAちゃんは漸く歩く足を止めテレビの前に座り込んだ。
その間に俺は眠りにつく。
数時間後。
目が覚めればブランケットがかけられていてAちゃんは床でうつ伏せ状態で寝ていた。
岩本「佐久間…ブランケット…さんきゅ」
佐久間「ん？ああ…それAちゃんだよ？多分俺たちが辛いって事分かってると思う…。寂しそうに涙流しながら照にブランケットかけてた。そのまま泣き疲れて寝ちゃったけど」
なんて聞けば俺の目からは涙が溢れてくる。
支える、そう思っていたけど、いつのまにか支えてもらっていた。
自分が着ていたブランケットをかけてあげて俺は夕食の準備に取り掛かることにした。
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Da cchi(プロフ) - 琉衣さん» こんばんわ。読んでくださいまして、教えてくださいまして、ありがとうございます。訂正いたしました。 (2月17日 21時) (
レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ！読ませて頂きました！今日 更新されたので誤字が有りました！テレビの画面が我慢になってました！ (2月17日 21時) (レス) @page17 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
めめLOVEるるー - Da cchiさん» YES. (2月10日 19時) (レス) @page8 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
Da cchi(プロフ) - めめLOVEるるーさん» ほんまですか？ありがとうございます。笑ってもらえて光栄です。今後ともお楽しみくだされば幸いです (2月8日 21時) (レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
めめLOVEるるー - 舘様の「エレガントッ」が面白すぎるww笑っちゃったw (2月8日 16時) (レス) @page4 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Da cchi | 作成日時：2024年2月5日 16時
