お手伝い ページ1
「た…りょ……うた…はぁ…涼太っ」
大声で目が覚めるとすぐ隣に渡辺が座っていた。
そして、気がつけば見慣れた駐車場。
宮舘「ごめん、気づいたら寝てた」
渡辺「や、別にそれはいいけど。買い物はちゃんと行ってくれたんだし…」
あ…だめだ。
眠すぎて買い物した記憶があんまり無い…
渡辺「って、涼太。いつまでそうしてんの？とりあえず庭まで行くぞ」
なんて、俺が持っていたエコバッグを渡辺がもち、気がつけば何も持たずに俺は追いかけるかのように庭へと移動した。
確か…あの時…渡辺はお手伝いって…
徐々に曖昧だった記憶がハッキリとしてくる。
宮舘「ただいまー。すぐカレー鍋準備するね？Aちゃん、お手伝いして欲しいな。お手伝いしてくれる？」
なんて聞けば、反応するのはメンバー。
Aちゃんは、いつも持ち歩いてるネズミの人形の並べ替えをしていた。
この並び方は…多分…
可愛い順…かな？サイズはバラバラだから…。
並び終えて満足したのかAちゃんは、ソファーに座る。
ああ…たぶん、集中して俺の言葉届いてなかったかな…
宮舘「Aちゃん、お手伝い、お願いします」
バーベキュー用にと、小さくした野菜をテーブルに置きAちゃんの前で話しかければ漸く顔を上げてくれた
佐久間「およ？国王。お手伝い必要でやんすか？」
なぜか、やる気がすごい佐久間。
宮舘「あ、翔太のアドバイスで。野菜の色のこだわりとか知れるかとおもって」
佐久間「じゃあ、佐久間さんにできる事あれば、なんでも相談するでやんす」
少しショボンとした佐久間にカレー鍋のスープを渡して調理して貰うことに。
A「…お手伝い」
しばらく考えてやっと反応してくれたAちゃんと共に野菜の前に行き、新しいお皿を置く。
宮舘「このお野菜達、順番ないから綺麗に並べるお手伝いです」
そう言って野菜を渡せば…
『とぅーとぅとぅーとっ…』
なんて、鼻歌を歌いながら野菜を並べ始めてくれた。
反応してくれて、理解をしてくれて
きちんと出来ることを手伝ってくれて
それがただただ嬉しくて
俺はそっと見守りながら、今すべき家事を終わらせた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 392人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Da cchi(プロフ) - 琉衣さん» こんばんわ。読んでくださいまして、教えてくださいまして、ありがとうございます。訂正いたしました。 (2月17日 21時) (
レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ！読ませて頂きました！今日 更新されたので誤字が有りました！テレビの画面が我慢になってました！ (2月17日 21時) (レス) @page17 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
めめLOVEるるー - Da cchiさん» YES. (2月10日 19時) (レス) @page8 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
Da cchi(プロフ) - めめLOVEるるーさん» ほんまですか？ありがとうございます。笑ってもらえて光栄です。今後ともお楽しみくだされば幸いです (2月8日 21時) (レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
めめLOVEるるー - 舘様の「エレガントッ」が面白すぎるww笑っちゃったw (2月8日 16時) (レス) @page4 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Da cchi | 作成日時：2024年2月5日 16時
