３８曲目 ページ38
グループLINEから1時間後。
Aのことがあって以来冷えきってしまった俺の家に、ぞろぞろと騒がしいメンバーが8人バラバラに入ってくる。
みんなそれぞれ「部屋が死んでる」だの「空気が重たい」だの好き勝手に言い始め、しまいには勝手に「空気の入れ替え！」とか言って換気しだしたり、洗濯物を回し始めたり…
まぁ何もする気が起きなくて部屋が色々すげぇことなってたから有難いけどさ…
深「うわ！もう美味そう！」
宮「まだ成形段階だよ？笑」
阿「ふっかもしかして何も食べてないの？笑」
深「今日××ちゃん終わる時間遅いからカレー作って待ってようかなって思ってたのよ。したら集合かかったからさ？」
佐「えっ！？深澤がカレー！？」
岩「案外料理してるよね。××ちゃんが遅い日は、ふっかが作ったりしてるらしいよ？」
佐「嘘だろ、、、お前っ、、料理できたのか…！？」
深「失礼だな！わら」
深「結構覚えたら楽しくてさ、もう今やテキパキよ？」
向「それはうそ！笑」
ラ「嘘なの？ちょっとかっこいいなって思ったのに」
目「ちょっとなんだ笑」
宮「好きな人のためにやらなかったことに挑戦するふっか、かっこいいと思うよ」
深「舘さぁん！！」
岩「××ちゃんも喜んでるし、いい傾向だと思う」
阿「じゃあ、この調子で免許も？」
深「それは無理！わら」
佐「なんでだよ！笑」
宮「翔太、ハンバーグの形どうする？」
騒がしさ満載の部屋の中で、みんなの会話をただ聞いていると、突然振られたハンバーグの形。
え？まる以外の形って何？
目「猫とか、いいんじゃない？」
渡「猫？」
ラ「あー、くまさんとかね！」
佐「そういえばsilentにもそんなシーンあったよね！」
阿「あったあった！あれ良かったよね。湊と紬ちゃんの電話！」
深「あれしょ？弟に電話切って！湊自分から切らないから！みたいなの！！」
岩「あそこやばかったねぇ」
向「あかん！思い出したら泣けてきた…！」
目「なんでだよ笑」
渡「じゃあ、犬とか」
ラ「え、なんで犬？？」
佐「しょーたなら猫かと思ってたわ笑」
渡「いや、別に。」
渡「Aが犬みたいな性格だからってだけ」
人懐っこくて、俺のこと大好きで、いつも尻尾ぶんぶん振って…たまに拗ねるし妬くけど、結局寂しくなってピッタリ引っ付いてくる。
そういうところが好きで、だから…もうそういうの俺にしてくれないのかなって思ったら、結構くるんだよな、
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作成日時：2023年9月17日 15時
